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理系院卒サラリーマンのデータドリブン投資への道

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【投資前に要チェック】アメリカの国税調査から分かった面白い特徴3つ

こんにちは。えとー (@raditarooo)です。

 

最近米国株人気がすごいですよね。私もアメリカの将来性ある企業を見ているとやっぱり米国株だよなーと思わずには入られません。

 

しかし、みんながいい企業と言っているから投資するというのはデータドリブン推奨派としてはあまりオススメしたくないです。

 

データを基にした自分独自の分析を入れることでさらに自信を持った投資ができそうですよね。

 

例えば、日本のバックグラウンドを持った日本人にはすごく魅力的に見える企業でも、アメリカ人からするとあまり魅力的ではない可能性もありますよね。

 

もっとアメリカのバックグラウンドを知ることで、より深い分析を基に自信を持って米国株への投資ができるはずです。

 

今日はアメリカについて政府が実施した国税調査の結果を基にアメリカについて一緒に勉強していきましょう。

 

本記事のまとめ

  • 産業別年収からIT産業の調子の良さがわかる。
  • アメリカでも独身世帯、晩婚化の増加が見られる。
  • 遊びが許される素晴らしい文化がある。

 

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目次

データの重要性

以前の記事でも紹介させていただいていますが、大事なことなので再度書かせてもらいます。

 

最近話題になった本に"ファクトフルネス 10の思い込みを乗り越え、データをもとに世界を正しくみる習慣"がありました。

 

 

この本では思い込みではなくデータに基づいて世界をみることの重要性を説いています。

 

例えば、ニュースでは世界の悲惨な出来事ばかり報じていて、ついつい世の中は悪くなっていると考えがちです。

 

しかし実はデータでみると貧困率低下、生活レベル向上と世の中は良くなっているのです。

 

この考え方は投資にも通じてくるものがあります。(オルカンを買っている人の中には、"世界がより良くなっていること"を理由としてオルカン買っていたりしますよね。)

 

皆さんはデータを基に物事を考えることができているでしょうか。

 

特に米国株投資をしようとした時に、米国、世界の状況が分からないのになんとなく株価が上がっているからと投資している人はいないでしょうか。

 

もし上記に当てはまる人がいらっしゃるなら、この世界についてデータに基づいて一緒に勉強していきましょう。

 

データ1: 産業別年収データ

アメリカの国税調査では産業別年収データが公開されています。これ調査結果から、どんな産業が今のアメリカで重要視されているのか分かりそうですね。

年収ランキング上位Top5

1位:コンサル系

2位:情報系

3位:ユーティリティー系 (電気・ガス・水道など)

4位:金融系

5位:ガス、石油採掘系

 

トップ3産業はほぼ同等の給与水準と言えそうです。

 

トップ3産業の平均年収の高さにびっくりしますよね。平均年収で1000万円を余裕で超えてます。夢がありますね。

 

ちなみに日本の平均年収はどの産業でも大体400~500万円程度です。

 

スキルとハードワークが求められて昔から給与水準が高いコンサルや金融系に加えて、情報系が上位に来ていることから、アメリカでのIT産業の調子の良さが伝わってきます。

 

あなたが投資を考えている企業がどのセクターに当てはまるのか考えてチェックしてみても何か気づくことがあるかもしれませんね。

The BIG Paycheck[Source: U.S. Census Bureau]

The BIG Paycheck 

データ2: 独身者の割合増加

日本でも独身者、晩婚化の割合増加が問題視されていたりますが、アメリカでも同じように独身者、晩婚化の割合が増えているようです。

 

25-29歳の独身率が2006年では50%程度だったのに対して、2016年には65%程度に上昇しています。

 

また、30-34歳の独身率も2006年の30%程度から2016年の40%程度に上昇しています。

 

人口に占める男女の比率の差はほとんどなかったと思うのですが、男の方が独身が多いのは謎ですねw

 

年齢が高くなるにつれて、独身率の変化は少なくなってくることから、結婚の時期が遅くなってきている(晩婚化)が進んでいることがうかがえます。 

 

理由についてはこのデータから分からないですが、特にアジア系アメリカ人の独身率が高いようです。(アジア系の独身率が80%超であるのに対して、白人系の独身率はわずか10%程度にとどまっています。)

 

20~30代の独身世帯をターゲットにした商品・サービスというのも増えていきそうです。

 

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 [Source: U.S. Census Bureau]

Never Married on the Rise

 

データ3: 国税調査データにアメフト選手出身地!?

これはデータの中身を見るというよりも、このデータを国税調査がサイトにあることに注目していただきたいです。

 

国税調査のサイトにアメフトのチャンピョンシップの出場者の出身地がどこなのか書かれたページがありました。日本ではあり得ないですよね。

 

アメリカ人がどれほどアメフトを愛しているか、そしてアメリカ人の懐の深さ(?)のようなものが分かりますよね。こういう遊びが許されるのは個人的には素晴らしい文化だと思います。

 

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[Source: U.S. Census Bureau]

Big Game Census: 2021

最後に

今日はアメリカの国税調査を基にアメリカについて見ていきました。以下まとめです。

  • 産業別年収からIT産業の調子の良さがわかる。
  • アメリカでも独身世帯、晩婚化の増加が見られる。
  • 遊びが許される素晴らしい文化がある。

以上、皆さんの投資判断に何かしら貢献できたら幸いです。